こんにちは^^登別室蘭ラボです。
今回は、室蘭市宮の森町にある「えのぐ研究室」さんに取材に来ました。
「えのぐ研究室」って何!?と興味深々になる気になる名前ですね!
早速、「えのぐ研究室」の講師である谷藤智美さんにご案内頂きました。
場所は、室蘭の宮の森町にある、「ごはん処 谷藤」さんの裏側に駐車場と入り口があり、元々は谷藤さんのおじいさまのお部屋だった一室で、現在教室を開かれています。
お店の駐車場に車を停めて、裏口へ向かうと教室があります。
教室の中をご紹介する前に、「えのぐ研究室」について色々とお話を伺いました。
「えのぐ研究室」って、どのような教室なの?
初めて聞く方は、「えのぐ研究室」って何!?と、
とても興味が沸いてしまう名前ですよね!
実はなんと北海道初!
「ぐちゃぐちゃ遊び」の親子教室なんです。
そして、そもそも「ぐちゃぐちゃ遊び」とは何だ?と思われる方も多いと思います。
「ぐちゃぐちゃ遊び」とは?
絵の具や小麦粉粘土を使ってまわりを気にせず汚れたり、新聞紙を破ったり、散らかしたりして遊ぶこと。なんだそうです。
この「周りを気にせず」がとても重要で、家では家や洋服の汚れや後片付けのことが気になって思い切り絵の具などを用いて遊ぶことは難しいと思いますが、ここでは違います!
そんなことを気にせずにダイナミックに遊びながら、こどものいたずら心から好奇心と探求心を育む。
絵の具や寒天、新聞紙などを用いて遊びながら美術を学ぶ。
アートを通じて親子で一緒に楽しむ親子教室です。「絵画教室」は聞いたことがあっても「ぐちゃぐちゃ遊び」の教室、は初耳。
お話を伺って、ますますとても興味がわいてきました!
「えのぐ研究室」ができるまで。
講師の谷藤智美さんは実は北見出身で、2歳の男の子のママさんでもあります。
北見市で生まれ育ち、大学を卒業後、会社員としてお子さんが生まれるまでお勤めされていたそうです。
友人の紹介からご主人の谷藤貴昭さんと出会い、ご結婚され、息子さんが生まれました。
お子さんを出産後、Instagram でレッジョエミリアというアートに特化した教育法を調べていた智美さん。
このレッジョエミリアを教育に導入している日本の幼稚園ってどのくらいあるのだろ
う、と「#レッジョエミリア」で検索してみたところ、ぐちゃぐちゃ遊びにたどり着き、その投稿の多さに驚きました。
ぐちゃぐちゃ遊びの教室もあることがわかり、色々と調べていくうちに講師の資格申込みのフォームにたどり着いて、すぐに申し込みをしたそうです。
中学・高校と美術部で、もともと絵を描いたりすることは好きで、中学校の頃から子供たちに美術を教えたいとは思っていたとか。
学校の美術の授業で教えるのではなく、もっと自由に教えたいと考えて、教員ではなく理系の大学に進学されたそうです。子育てが落ち着いたら・・・老後に・・・となんとなく漠然と教室をひらいてみたいという思いはありましたが、
「ぐちゃぐちゃ遊び」の講師の資格にたどり着いたとき、今すぐにでも学ぶことが出来るということを知り、すぐにオンラインビデオチャットサービスのZoomでの受講を開始しました。2020年12月から受講を始め、今年の7月に資格を取得されました。
今年の7月にご主人が家業を継がれる都合で北見市から室蘭に拠点を移され、8月からこちらの「えのぐ研究室」もスタートされています。
「えのぐ研究室」の名前は、ご主人の貴昭さんがやられている「チョコレート研究室」からアイデアをもらい、教室での主要画材である「えのぐ」を用いて名付けたそうです。
智美さんが「レッジョエミリア」「ぐちゃぐちゃ遊び」に出会い、「先生になる資格の申し込み」「教室開講」までの展開の早さに、話を聞いていて運命的なものを感じました。
実際の教室を拝見させて頂きました!
真っ白!というのが一番最初の印象でした。元々は汚れないようにブルーシートを敷いて開講されていたようですが、絵の具などの色が映えるようにとホワイトシートを敷いているそうです。
床や壁一面にビニールシートは貼られていて、親子で思いっきり楽しんでも大丈夫!!というのが伺えます。
使用する教材も、0歳から使用できるように、アレルギーパッチテスト済みのもの、原材料がわかって、安心で安全なものにこだわって選んでいるようです。
絵の具は肌にも優しく、赤ちゃんでも安全に使える日本製のものを選ばれていますし、遊びに使う寒天も、色は絵の具ではなく食紅に色付けをしています。
自宅の一室で開かれているので絵の具で汚れてしまっても、すぐに手も洗える、洗面所で着替えも済ませることが出来ます。思いっきり遊んで汚れても安心ですね。
子供の創造性を伸ばしてくれる、他にはない、とってもユニークなアート教室です。
申し込み方と料金など
教室は予約制で InstagramのDM(直接メッセージ)からご予約が可能です。
一回親子一組 3500 円(税込)で材料費がかかる都合上、ご兄弟一人追加につき 1000 円ずつの追加になります。
時間帯が 10:00~10:50 ということで学校や幼稚園のお休みの時に通われる方が多く、土日が人気だそうです。
2~4組お集まりの上、代表者の方よりご予約を頂いているようで、ママ友繋がりでご予約されている方がほとんどだとか。
4組まで受け入れ可能なので、2組のご予約があった場合は残りの2枠を Instagram にて募集を募ります。その場合は一組ごとのご予約も可能です。
知らない人と同グループになったとしても、ぐちゃぐちゃ遊びの 50 分でお互いに打ち解けて和やかな雰囲気で参加出来るのではないかと想像します。
「えのぐ研究室」の基本情報
住所 | 〒050-0074 宮の森4丁目5-11 |
---|---|
開講時間 | 10:00~10:50 |
定休日 | Instagramにてご確認ください |
予約方法 | InstagramのDMでご予約可能です。 |
https://www.instagram.com/enogu_lab/ | |
駐車場 | ごはん処 谷藤さんの駐車場をご利用ください。 |
ライターの感想
私がこの取材を申し込んだきっかけは Instagram でたまたま智美さんのアカウントに行きついて「ぐちゃぐちゃ遊び」ってなに??
これすっごく面白そう!もっと知りたい!!と思ったことからでした。
智美さんとぐちゃぐちゃ遊びとの出会いも Instagram で、そこからすぐに講師の資格の受講申し込み、教室開講と実行に移され夢を実現される智美さんの行動力に驚きます。
実際に親子でぐちゃぐちゃ遊びを経験させて頂きましたが、最初にお声掛けくださる「今日は~したらダメ」は言わないでくださいね、という智美さんのお言葉にハッとさせられます。
普段どれだけ子供に「ダメ」「やめて!」を使っているのか。そのことで子供の創造力や行動力も抑制しているのではないか。。。と思わされます。
家ではどうしても汚れが気になって思い切り遊ばせてあげられないというご家庭も多いのではないかと思います。
この教室に来ると問題が一気に解決するような気がしました。こどものやりたい気持ちも叶えてあげられる!親の汚い、やめて、片付け面倒だから。。。はここでは気にしなくてもいい!
親子で思い切り笑顔で楽しめる一石二鳥以上の価値のある有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。
また絵の具などの感触や、汚れる遊びが嫌いなお子様にも無理強いせず、その子のペースで歩み寄ってくださる教室だと Instagram を見て思いました。
北見から室蘭に来てさみしくないですか?と聞いたら、月 30 組くらいの生徒さんがいらしているので「生徒さん」というより「お友達」が増えている感じがしてさみしいと思ったことはないと話す智美さん。
講師と生徒という関係だけでなく、ママ友のような感覚でお付き合いできる気さくな雰囲気の智美さんの素敵さもまた魅力の一つではないでしょうか。
百聞は一見に如かず。一度体験してみる価値はあると思います!!
読者の皆様へメッセージ
0歳(おすわり完了期)から参加できる美術教室を開講しています谷藤智美です。
一般的な絵画教室とは違い、寒天遊び、粘土遊び、絵の具を素手で塗ってみるなど「感触刺激」を中心としたダイナミックなアート遊びを行っています。
おうちでは「汚れるからやめて」と言ってしまいそうな絵の具をたくさん使って、教室でしか体験できない親子の時間をご提供しています。一度ぜひ遊びにいらしてください。